スナフキン会計士

今までの人生経験を徒然なるままに書き記します

受験仲間 ドラゴンボールおっさん編

奴とは試験に合格した年の監査法人説明会で出会った。合格者の若年化がすすみ、オッサン合格者が毎年減少している中での同世代合格者ということもあり直ぐに意気投合した。飲みに行くことになり、話題は受験生時代の辛かった時の話に(会計士あるある)。何と合格まで10年もかかったという。奴は10年の月日を静かに語り出した。


大学3年の時に勉強を開始したドラゴンボールおっさん。新卒大企業入社という当時、誰もが行使していた黄金カードを自ら放棄し、就職活動も一切せず、会計士試験に専念する道を選んだ。しかし、これが地獄への入り口だった。大学を卒業し、2、3、4年と月日が経過するも一向に受からない。どんどん先を越され、周りが合格していき、自分だけが取り残されていく。そんな彼に聞いてみた、『受験時代、一番辛かった時はいつ』と。奴曰く、自分よりも年下の簿記講師にそろそろ違う道を考えたらどうだろうかと言われた瞬間と(予備校講師は彼らも商売なので通常はもう少し頑張れなどと受験を継続させるアドバイスをする)!!殺してやろうかと思ったって!!


もちろん、殺しなどしないのだが、簿記講師のその言葉が受験専念無職の奴の人生に少しの変化をもたらした。


続く